合鍵を作っている最中に住所を聞かれたんだけど・・

次男が幼稚園に入園したので、園までの送り迎え生活が始まった。そうするとどうしても小学校三年生の長男の帰宅時間に間に合わないということが多くなったので、長男に鍵を持たせた方がいいのだろうかと思うようになった。まだ三年生、しかもうちの長男は普通の三年生よりもぼんやりしているので、落としたり失くしたりしないかと心配だったけれど、絶対に家の玄関以外ではカギをランドセルから出さないこと、家に入ったらすぐにカギをランドセルにしまうことを約束させ、結局鍵を持たせることにした。

我が家はアパートなので、カギは2本分しかもらっていなかった。必然的に夫と私がそれらを持っていたので、合い鍵を作らなくてはならない。調べてみたら、近くのスーパーにも合い鍵屋さんの店舗が入っているそうなので、そこで作ってもらうことにした。

合い鍵が500円強で作れてしまうことも、たかだか10分でできてしまうことも私には衝撃的だった。だけど一番衝撃的だったのが、合い鍵を作っている最中に住所を聞かれたことだった。

私からは合い鍵屋さんの手元は見えないけれど、もしこの人がその気になったら、今作っているのとは別にもう一本作れてしまうんじゃないだろうか。それに合い鍵を作るのにどうして住所を教える必要があるんだろうか。脳裏に長男の顔が浮かび、私は咄嗟に以前住んでいた住所を告げた。その合い鍵屋さんに悪意はなかったようで、「俺の娘んちの近くだ」など屈託なく話していたのだけど、長男の安全にも関わることなので、できれば我が家の住所なんて聞いてほしくなかったというのが本音である。