先日サークルの友達が駅前で原付バイクを盗まれたと聞いたけど、テレビで今やっているのは、まさに彼が被害にあった方法かもしれない。防犯カメラの映像だからはっきりとは見えないけど、バイクの鍵穴の部分をごそごそとして、数分でバイクもろとろ立ち去ってしまうバイク泥棒。犯罪者だけど、シリンダーがあれば鍵を作成できるなんてスゴイ技術だと思う。僕なんて、自転車の鍵を失くしてしまい、あんな単純そうな鍵なのにあけることができず、鍵もろともドライバーで取り外したというのに。
複雑な鍵をいとも簡単に開けてしまう人物像は、小説でもテレビドラマでも、凄い奴というイメージで登場する。鍵は僕たちの生活になくてはならないアイテムだし、その分それにまつわるトラブルも沢山ある。鍵を失くしたり鍵を壊したり、鍵のトラブルを経験したことがない人なんていないだろう。そんな時に、鍵のトラブルを解決できる技術を持っていたら、なんて素晴らしいんだろう。鍵で何かトラブルを起こし困っている人を助けられたら、きっとすごく感謝されるに違いない。
レバーハンドルの交換【公式】セキスイハイム – YouTube
大学受験に失敗し、浪人回避で二番手の大学に進学した。そのリベンジを就職時にはたそうと、資格専門予備校に通いだすも途中で挫折。費用だけを無駄に使わせて親には申し訳なかったが、鍵を扱える仕事や鍵について学べる専門学校なんてないだろうか。会計士とか小難しい仕事はやめて、技術だけで就職活動も突破できないだろうか。
友人がバイクを盗まれたのも、テレビでシリンダーから鍵を作るバイクの窃盗犯のことを見たのも、きっと何かの縁。神様からの啓示なのではないだろうか。鍵について学び修行をして、僕に鍵にまつわる仕事に就けとの思し召しなのだ。そう思ったら途端に胸に熱い物がこみ上げ、前で夕飯を食べていた母親に、鍵の学校に行きたいと言ってしまった。母は僕のことも見もせず、「またですか。」と一言。親はあてにできなそうだ。